歯科医師国家試験で最も使われている問題集として『実践』と『Answer』があります。
『実践』と『Answer』どちらを使っても、多くの重要な過去問題はカバーできるのですが、その解説だったり使い心地の好き・嫌いには個人差があります。
実践をオススメする人もいれば、いやAnswerだ、という人もいる。どちらが自分に合っているのか、今回の記事では両者のメリット・デメリットを挙げ比較してみました。
6年生ばかりでなく、現在5年生の方の問題集選びにも参考になれば幸いです。
※ 掲載されている情報は、2016年度時点のものであることをご了承ください。
実践(麻布デンタルアカデミー)
『実践』は、歯科医師国家試験大手予備校の麻布デンタルアカデミーが出版している過去問題集。
過去問15年分+過去の良問が、科目別にまとめられています。
実践のメリット
最も使われている問題集
『実践』は、歯科医師国家試験の勉強において最も使われている問題集と言って差し支えないと思います。
歯科医師国家試験の本番では、正答率の高い問題を落とさないことが合否を分けるので、「他のみんなが使っている問題集」を使うことは得策であると思われます。
解説の量が多い
Answerよりも実践の方が、解説にページを割いており、問題の周辺知識を理解することができます。
実践のデメリット
選択肢ごとの正答率がわからない
2016年度版では、Answerには書いてある選択肢ごとの正答率が掲載されていません。
そのため、本番でどの選択肢を間違いやすいか、気をつければよいかがわからないというデメリットがあります。
Answer(Des 歯学教育スクール)
『Answer』は、歯科国試予備校の最大手であるDes(歯学教育スクール)が出版している問題集。
出題傾向がつかみやすく、重要キーワードも明示されています。
Answerのメリット
選択肢ごとの正答率がわかる
Answerでは選択肢ごとに正答率が書いてあるので、他の受験生がどの選択肢を選んだかなどがわかります。
これはAnswerの大きなメリットだと思われます。
Answerのデメリット
紙質が良くない
個人的にAnswerの紙質は、実践よりも薄くペラペラ嫌いでした。
どうでも良いことのように思えますが、やはり長い時間を共にする問題集には、使い心地も大切な要素となります。
年度別(回数別)過去問題集も持っていると便利
以上でご紹介したのは分野別の問題集ですが、分野別のみならず年度別の問題集も持っていると便利でしょう。
下記の記事で詳しく取り上げていますので、ぜひご覧ください。
→ 最新の傾向に対応しよう!歯科医師国家試験の年度別(回数別)過去問題集のススメ
大事なのは「どれを使うか」ではなく「どう使うか」
実践・Answerを紹介しましたが、両者のあいだにそれほどの大差があるとは思えません。
大切なのは、過去問を覚えることではなく出題の傾向を掴み、解説をよく読んで理解することです。
どちらを買っても、結局のところ自分次第。迷っているのであれば、思い切ってどちらかを購入してしまいましょう。
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