矯正治療による生体反応

歯に矯正力がかかると、歯根には圧迫側と牽引側が生じる。

圧迫側では、歯根膜は押しつぶされ、破骨細胞により歯槽骨が吸収される。

一方で牽引側では、歯根膜は引き伸ばされ、骨芽細胞により歯槽骨が形成される。

以下に歯の移動の際の具体的なメカニズムを示す。

歯根膜

圧迫側

強い力が加わると、貧血帯と呼ばれる領域ができる。

弱い力が加わると、充血帯と呼ばれる領域ができる。

牽引側

歯根膜線維が引き伸ばされ、歯根膜線維は形成される。

歯槽骨

圧迫側

貧血帯では穿下性骨吸収が起き、充血帯では直接性骨吸収が起きる。

牽引側

骨芽細胞が歯槽骨に配列し、骨形成が起きる。