頬骨歯槽稜(頬骨下稜)

頬骨歯槽稜(頬骨下稜)は、犬歯窩、眼窩下孔、梨状口、前鼻棘などとともに上顎洞前面に認められる構造物である。

頬骨歯槽稜は前面観では頬骨突起の先端から起こり、第一大臼歯の歯槽に向かって外下方に凹のカーブを描きながら経過し、歯槽突起の基部に達すると消失する。

この骨稜を連ねた垂直的延長線(頬骨歯槽稜線)の位置は上顎洞を前面・後面に分けており、洞幅最大部や洞最深部とほぼ一致している。

咬合面観では、第一大臼歯の根間中隔頂に達する。また、その位置は頬側皮質骨が最も厚い部位となっている。

参考文献・おすすめ文献:口腔解剖学 大型本 – 2009/11 井出吉信