象牙質に認められる成長線・構造

象牙質に認められる成長線・構造について解説する。

【象牙質の成長線】

  • Ebner線(エブネル線・または象牙層板):周期は規則的である(1日周期で4μm間隔)
  • Andresen線(アンドレーゼン線):周期は規則的である(5日周期で20μm間隔)
  • Owenの外形線(オーウェンの外形線):周期は不規則的である(歯の外形に一致した低石灰化線)
  • 新産線:周期は不規則的である(乳歯・第一大臼歯にみられる低石灰化線)
  • 石灰化条(象牙質紋理):周期は規則的である(12時間周期の石灰化のリズムを反映している)
  • 根周条:周期は不規則的である(歯根象牙質の表面を水平に一周する浅い溝)

【象牙質の構造】

  • 球間象牙質:歯冠象牙質の表層で石灰化球に囲まれた未石灰化の象牙質
  • 球間網:歯根象牙質で網状を呈する石灰化球の融合部
  • Tomes顆粒層(トームス顆粒層):歯根象牙質の表層に大小不定形な顆粒が集積した層で、小規模の球間象牙質または象牙細管の末端からなる
  • 透明象牙質:象牙細管の内腔が石灰化により閉鎖し、透過光で透明に見える